ダイニングテーブルは、見かけよりずっと大きい

住まいづくりで家具選びはとても楽しい作業です。特に新しく家を建てるときは、建て主様も気合がはいります。
建て主様とのプラン打合せで、ダイニングの考え方について、質問がありました。
それは、建て主様が家具選びでステキなダイニングテーブルと出会い、それからダイニングの広さがわからなくなってしまった、とのことです。家具選びでダイニングテーブルは別格の存在。毎日の食事だけでなく、友人を招いたパーティーで囲んだり、ちょっとした書き物に使ったりと、その家の中心として機能するだけに、より一層慎重になります。「タモの無垢の一枚板がいいか、ナラの無垢板がいいか?」「北欧デザインのメープルもステキ」などと悩みはつきませんが、ちょっとお待ちください。サイズは大丈夫でしょうか?
ダイニングルームは、住宅のなかで最も人が集まる場所です。それだけに、テーブルの周りには人が動けるだけの空間が十分確保されていなければなりません。どのようなテーブルをどのように置くかで、ダイニングルームの設計は大きく変わってきます。

人はダイニングでじっとしていられない

ダイニングルームに置かれるテーブルと椅子。
小ぶりなテーブルもあれば多数席のテーブルも。
角形もあれば円形も。アームのある椅子もあればない椅子も、さまざまです

食事のスペース
食事のために必要な広さは、一人当たり
「幅600㎜、奥行き800㎜」程度といわれます。

人は動く
人は椅子に座って食事をするだけでなく、いろいろあれやこれやと動き回ります。
ダイニングテーブルの周囲には、そのためのスペースが必要になることも考えておきましょう

スペースは絶対に確保すべし

臨機応変にスペースを確保するため、壁をだしてしまう。
このスペースがなければ、とても使いづらいダイニングになっていたことでしょう。

というわけで、
ダイニングの設計は、えーブル廻りの前後左右、
そして上下の寸法を確保する必要があるんですね。

ダイニングテーブルは、見かけよりずっと大きい