家を建てた16人に1人が・・・
500万円の自己資金が準備出来、
返済額9万円の住宅ローンを組んでも、
問題なく返済していけるなとお考えの方と、
自己資金が準備出来ず、返済額7万円以内の
返済でなければちょっとしんどいなとお考えの方では、
買っていい土地も違えば、建ててもいい家の大きさも
大きく違ってきます。
これが当たり前のことであることは、
お分かりいただけると思いますが、
誰もが初めての経験である家づくりにおいて、
自分自身で、自分にとっての正確な予算を知ることは、
案外難しいものなんです。
ですから、家づくりでは、
まず第三者による資金計画から始めることをオススメしていますし、
もちろんご自身の具体的な予算を把握出来ていない状態で、
土地を探すべきではないですし、
また間取りプランも考えるべきではありません。
そうしなければ、間違いなく予算オーバーとなり、
なんらかの形でそのしわ寄せがやってくることになるからです。
また、不安を抱えたまま家づくりを進めることになり、
ワクワクしながら家づくりを楽しむことが
出来なくなってしまうからです。

例えば、、、
冒頭の前者であれば、
おそらく土地に1000万円〜1200万円の
予算を使うことが出来るでしょうし、
家そのものにも2000万円〜2200万円の
予算を使うことが出来るでしょう。
また、庭の工事にも200万円〜300万円もの費用を
費やすことが出来るでしょう。
となれば、自分が住みたいエリアにおいて
誰もが望むような土地である、
新規分譲地で南道路で日当たりが良さそうで、
道路も広く、土地形状も良く、学校に近いといった
好条件を持った土地を購入することが出来るでしょう。
家においても、選択肢が広がりますよね。
個人的には、無駄に大きな家はいらないと思ってはいますが、
40坪を超える巨大な家にすることも出来ますし、
そうしなかった場合であれば、
太陽光を載せてゼロエネルギーハウスにすることだって出来ます。
また、必要以上の性能や大きさにこだわらないのであれば、
キッチンや家具などをオーダーで作ったり、
外壁にタイルを貼ったり、カッコいい塗り壁にすることだって出来ます。
庭の工事も300万円ぐらい費やせるならば、
希望をほぼ全て網羅した工事が出来ることでしょう。
カーポートに、ウッドデッキに、アプローチに、
お洒落なウッド調のフェンスの囲いに、花壇に、
面倒な草抜きを避けたいがゆえのコンクリート打設に・・・と。
しかし、後者の場合であれば、
前者と同じような条件をもって家づくりをしてくことは出来ません。
いや、正確に言えば出来るのですが、
そうしてしまった場合、後から大変な状況に陥ってしまいます。
土地に予算を使い過ぎてしまえば、
家の予算を減らすことになるでしょうし、
そのまま家の予算を減らさないまま進めてしまえば、
予算オーバーしてしまい、毎月の返済に
負荷がかかってくることになるでしょう。
あるいは、金利選択に失敗してしまい、
数年後に返済負担が急に高くなり、
先程以上に毎月の返済に負荷がかかってくることになるでしょう。
ですから、もしあなたが後者なのであれば、
まずは必ず資金計画から始め、
あなたにとっての正しい予算編成を行ってください。
そして、算出された予算の中で
土地選びを行ってください。
算出された予算の中で出来る
間取りプランを考えてもらってください。
算出された予算で出来る範囲の
庭の提案をしてもらってください。
家づくりの目的は、
家族が笑顔で仲良く暮らしていけることですよね?
そしてそのためには、心だけじゃなく金銭的にも豊かな状態で
居続けていただくことも非常に大切な要素だと思います。
周囲や間違った世間の常識に振り回されて、
身の丈に合っていない予算編成を間違えた家づくりをしてしまい、
家族から笑顔が消えバラバラになってしまったのでは、
家づくりをした意味が全くなくなってしまいます。

家づくりをした16人に1人が、
家を手放しているという事実があります。
これは、かなり高い確率だと思いますが、
間違いなく家づくりの予算を
間違えてしまったしわ寄せでしょう。
これから家づくりをされるあなたは、
決してこういうことにならないようにしていただきたいと思います。
ぜひ、参考にしてください。