後々取り返しがつかない大問題に発展することも・・

先日お客様から「家づくりを具体的に進めようと決心しました」と
ご連絡をいただきました。

家づくりを具体的に進めようと決心していただきましたら、
最初にしなければいけないのが『資金計画』ですが、
資金計画について間違った認識をしていた場合、
後々取り返しがつかない大問題に発展することも充分あり得ることから、
資金計画を行なう前に正しい知識を身につけていただく必要があります。
今回は、資金計画についての勘違いをお伝えします。
先日のお客様にもお伝えしたところです。

では、まずは資金計画の定義についてからお伝えしますが、
資金計画とは、文字通り買い物をする前に
今回の計画が妥当なものかどうか?
という予算の計画を立てることからです。

家は、他の買い物と比べ物にならないぐらい大きな買い物ですし、
ご自身の収入や将来性のキャパを
大幅に超えたような買い物をしてしまった場合、
間違いなくご本人様や奥様や子供さんたちに、
そのしわ寄せがやってくることになってしまいますから。

ですから、まずは現実を直視しつつ、
ご本人様にとってのベストな予算計画を立てるわけですが、
とはいえ、その資金計画も、

ただ単純にすればいいというわけではないですし、
実際、間違った計画のもと家づくりをしてしまう方が、
後を絶たないという事実も存在しているので、
家づくりの予算組みに失敗して後悔しないためにも、
正しい知識を身につけていただければと思います。

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✔️間違った家づくりの進め方

これは、非常に多くの方がやってしまう間違いですが、
ご本人様にとってベストな具体的予算の算出をする前に、
どんな土地が買いたいか?や、
どんな家にしたいか?(間取りや面積、性能や素材)
を先に決めてしまい、それを前提とした上で、
資金計画(といってもこれは資金計画ではなく
単純に買いたい物の総額がいくらかを計算するだけですが・・・)
を行い、家づくりを進めてしまうことです。

非常に多くの方が、こんな状態で家づくりを進めてしまいますし、
もしかしたら住宅会社の営業マンでさえ、
このような家づくりの進め方が正しいと
勘違いしてしまっているかもしれません。
(住宅会社側から見れば、土地も家も予算があればあるほど
家づくりが進めやすいのも事実ですし・・・)

ですが、このような考え方で家づくり進めてしまうと、
よほど親の援助や貯蓄といった、
いわゆる自己資金がない限りは、
100%といって過言ではないぐらいの確率で、
大なり小なり予算を超えてくることになってしまいます。

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そして、そうなれば冒頭でもお伝えした通り、
建てた後の生活に金銭的なゆとりがなくなり、
ご本人様やご本人様の奥様や子供さんたちに、
そのしわ寄せがいくことになってしまいます・・・
また、それと同時に心のゆとりまでもなくなってしまうことになります・・・

✔️正しい家づくりの進め方

建てた後、そんなことになってしまわないためにも、
どんな土地を買いたいか?やどんな家にしたいか?を
先に具体的に考えるのではなく、
全体予算をどれくらいで計画すべきなのか?
そして、その全体予算で家づくりを行なおうとすれば、
土地と家にそれぞれどれくらいずつ予算配分出来るのか?を先に算出し、
その予算の中でどんな土地を買うか?や
どんな家を建てるか?を考えて行くようにすべきです。

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確かに、そのような考え方で家づくりを進めて行こうとすれば、
少なからず頭で思い描いている理想を下回るような
家づくりしか出来なくなってしまうかもしれません・・

例えば、購入する土地において、
地域を変更したり、広さを我慢したりするなどして、
予算を削らないといけないかもしれません・・

あるいは、建てる家において、
部屋数を1つ少なくしたり、
それぞれの部屋の広さを小さくしたり、
使う材料を妥協しなければいけないかもしれません・・

あるいは、その両方を強いられることになってしまうかもしれません・・

ですが、もしそうなったとしても、
それがご本人様とっての現実的な家づくりです。
建てた後も、金銭的にも気持的にもゆとりをもって
暮らして行くことが出来るようになる理想的な家づくりです。

家づくりは、全ての方にとってビッグイベントではありますが、
決して家を建てることをゴールにだけはしないようにしてください。
少し立ち止まり、その先の暮らしについて冷静に考えるようにしてください。

そのためにも、
まずは資金計画から行い、
ご本人様にとってのベストな予算を把握したうえで、
出来る限りその予算の範囲内で家づくりを
していくようにしていただければと思います。

きっとそれが、
みなさまにとって正しい家づくりになるはずです!