失敗しない成功の秘訣!

“金融庁が、生命保険各社に対し、
複数会社の保険を扱う『乗り合い代理店』に
支払っている販売手数料を
商品別に開示するように求めたことが、3日分かった。
乗り合い代理店向けの全商品が対象。
代理店がさまざまな保険の中で、ニーズに合うかどうかではなく
生保会社から受け取る手数料が高いものを優先する勧誘から、
顧客を保護するのが狙い。

実現すれば、競争が起こって手数料引き下げが進み、
保険料が安くなる可能性がある。”先日の地方新聞に、
このような記事が出ていたのですが、
国がここまで介入してくるということは、
おそらくよほどその度合いがひどかった
ということなんでしょう・・・

結果的に、予測通りに競争が起こり、
保険料が安くなれば、
その分、死亡保障や入院・通院、がんなどへの備え以外の
貯蓄性の高い保険商品に加入する余裕も出てきやすくなるので、
とっても良いことだと思いますが、
さすがに手数料開示となると、
保険会社側からすると、
ものすごく仕事がやりにくくなるでしょうね・・・

そもそも保険という商品自体が、
不透明で分かりにくいものなので、
こういったことが現実的に起こっていても
全くおかしくはない話だと思います。
保険と同様に不透明感満載で分かりにくいのが、
やはり家という買い物ではないでしょうか?

建物だけをとってみても、価格の表示方法にも
明確なルールがありませんし、建築費用や
土地代以外にもさまざまな費用が発生し、
しかもそれも人によって全く違ってきます。

失敗しない成功の秘訣.jpg

例えば、契約した金額は2000万円だったのに、
終わってみると、2200万円の支払いになってしまった
というお話をお聞きしたことがありますが、
この原因は、契約後に追加工事が発生したこともありましたが、
単純に、絶対に必要な工事なのに、
そもそも見積書に記載されていなかった工事があり、
それを契約した後に伝えられたからでした。

また、住宅ローン商品においても、
変動型を選ぶか固定型を選ぶかによって、
銀行に支払う初期費用が50万円〜100万円ほど違ってきます。
となると、同じ予算で家づくりをしようと思えば、
単純に家にかける予算が50万円〜100万円
違ってくることになります!

家具や家電などの購入費用についても、
予算の中に組み込んでくれているかどうかによっても、
家の予算が大きく違ってきます。
これらの買い物はけっこう費用がかかりますからね。

ダイニングテーブル.jpg


エアコンを2台購入しようと思えば、
30万円は必要になってくるでしょうし、
お洒落なダイニングテーブルやチェアーを購入しようと思えば、
15万円〜20万円ぐらいは必要になってきます。

これらも人によって違いますが、
平均的に50万円ぐらいは必要になってくるので、
同じ予算で家具や家電まで購入しようと思えば、
50万円ぐらい家に掛ける予算が減ってくることになりますね?

地盤改良工事なども、
絶対にしなければいけない工事ではないのですが、
予算の中には組み込んでおく必要がある項目です。
この工事も、50万円〜100万円ほどかかってきます。
この予算も見てない状態で家づくりを進めたとして、
もし改良判定が出てしまった時には、
あなたの懐から50万円の現金を支払わないと
いけなくなってしまうことになるので、
あらかじめ予算の中に組み込んでおく必要があります。

となると、同じ予算で家づくりをしようと思えば、
家にかける予算を50万円〜100万円、
少なく見積もっておかないといけないということですね。

このように、いくつか例を挙げさせていただいたように、
家を建てようと思えば、
単純に土地代金と建築代金だけで
買うことが出来ないのが家という買い物であり、
そういった別途費用をしっかり把握していなければ、
確実に予算オーバーとなってしまうのが家という買い物です。

ですから、まずは資金計画をしっかり行い、
家という買い物について、たくさん知っていただくことが
大切だと思います。