木のある暮らしが健康を守る-健康によい木のある環境 /木のはなし

先日、全国木材組合連合会の方との会合がありました。そこで、木(特に無垢の木)についての良いお話しをいろいろと聞かせていただきました。今日はその一部をご紹介します。
木のある暮らしが健康を守る
ある老人ホームで、
眠れない人やけがをした
人について調査したところ、木をたくさん使っている施設の中にいる人の方が、インフルエンザにかかったり、けがをしたり、眠れなかったりする人の数が少ないということが
わかりました。人にやさしい木に囲まれて暮らすことが、健康を守るよい方法のひとつといえそうです。
木の空間は長生きのひけつ

マウスを使って長生きの実験をしたところ、木のケージで飼ったマウスの方が、金属やコンクリートのケージで飼ったマウスよりも長生きすることがわかりました。


成長の様子をみても、木のケージのマウスの方がよく育っています。ダニを寄せつけない木の床
あるマンションでダニに悩む家の床を、カーペットから木のフローリングに替えたところ、ダニの数が激減したという調査結果があります。これは、木が湿気を吸い取ったり、ダニの隠れる隙間が無くなって、ダニが住みにくくなったからだと考えられます。また、木の成分にダニを寄せつけない効果があることもわかっています。ダニはアレルギーを引き起こすともいわれるだけに、清潔で健康な暮らしづくりに木の果たす役割も大きいといえます。
木材の殺菌パワー

最近O-157による食中毒や抗生物質のきかない細菌(MRSA)による院内感染のニュースが.テレビや新聞をにぎわせていますが、ヒバなどの木の成分には、こうした細菌にたいして強い殺菌パワーがあることがわかっています。細菌などを寄せつけないことから、木
の内装にする病院もあります。
やはり、木です。本物の無垢の木です。
参考文献:
発行 社団法人全国木材組合連合会