スタッフでつくる門松で迎春準備

私たちハウスクリエイトは、毎年のこりわずかとなる12月28日に、スタッフの手で門松をつくって、迎春準備をします。
今年も本日12月28日にいつもどりスタッフが門松をつくって、2020迎春準備をしました。

2020用 門松1

まず、第一の竹の準備ができました。竹の切り口は私たちの東海圏に多い「そぎ」となっています。これは、その切り口が笑っているように見えることから、
福を呼び込むとされているそうです。そして、この「そぎ」を最初に始めたのは地元から出た天下人、 徳川家康だと言われています。 これも何か嬉しく感じます。でも、由来は元亀3年(1572)三方ヶ原の合戦において、徳川・織田連合軍が武田信玄と激突し、徳川家康は生涯最大の敗北を喫し、浜松城へ逃げ帰った時に竹を武田に見立てて切り落とし「(三方ヶ原では大敗したが)次は斬る」との意味合いを込めたとされています。
やはり、 「切り口が笑っているように見えることから福を呼び込む」のほうが いいですね。

その他の材料に松、梅、南天、千両、葉牡丹、そして袴に使う菰(こも)や莚(むしろ)、竹などです。松は、硬く長い黒松の(雄松(おまつ))と葉がやわらかく短いアカマツの(雌松(めまつ))を飾ります。飾る材料にもそれぞれの由来があります。また地域の特色もあるそうです。縁起を大切にする日本の文化ですね。

それぞれの飾りの植え込みができました。

次に大切なことがもう一つあります。
切り口が「そぎ」の門松は、置き方でご利益が変わるとされています。
それは、2番目の高さの竹が内側に向いて置く置き方と、2番目の竹を外側に向けて置く置き方とで、ご利益が変わるとされています。
2番目の高さの竹が内側に向いて置く置き方を「迎え飾り」といい、「人を引き寄せる」ご利益があるそうです。商売繫盛でお客様にたくさん来ていただきたい方にオススメとのことです。 2番目の竹を外側に向けて置く置き方 を「出飾り」といいます。こちらは「人を送り出す」ご利益があるそうです。お子様の独り立ちや、お嬢様の結婚の門出など、家族円満の方々にオススメとのことです。

ハウスクリエイトは 毎年、 「迎え飾り」 の置き方です。
ハウスクリエイトで自然素材・無垢の木のお住まいを建ててくださったオーナー様も、ご新居の完成をきっかけに、門松のつくり方や由来などをお伝えして手づくりの門松を飾ってくださるオーナー様も増えました。 自然素材・無垢の木のお住まいに日本の美しい文化。それを大切にしてくださり、とても嬉しいです。

今年もハウスクリエイトもスタッフの手で門松を飾りしめ縄も飾って2020の迎春準備ができました。

このあとは、毎年恒例のスタッフと大工さん、基礎工事さん、左官さん、設備工事さんなどの職人さん、職方さんも参加して、お正月用の餅つきです。
みんなでお餅をついて、つきたてのお餅をいっしょに頬張って、今年一年の感謝と新しい年への希望とよろこびをわかちあって、仕事納めとなりました。
みなさん、今年もたいへんおつかれさまでした。ありがとうございました。