本物の天然素材


本物の魅力

先日、着工前打ち合わせでお施主様の現在のお住まいへ伺った時に大変珍しい
貴重なものを見せていただきました。

それは、大変貴重な本物の天然素材の黒水晶の原石でした。
しかも、国外の輸入品ではなく、地元の山で採取されたものでした。

水晶と言えば、観光地などの土産物店で透明なものが販売されているのを
よく見かけますよね。
あれは、ほぼすべてが、国外産のものであるそうです。しかも、産出地も
はっきり明示されていません。それはつまり、どれだけ本物であるか、
わからないところです。

先日見せていただいたものは、まず第一にお施主様が発見されたものであること、
第二に地元の山で採取されたものであること、第三に原石でこの美しさということが、
大変貴重であります。

黒水晶1

私も初めて拝見しました。そして、手のひらに乗せていただけました。
驚きと感激でした。
自然界で透明の水晶が黒水晶になるには、やはり力がかからないと、できないそうです。
その力は天然ラジウムの力なんだそうです。天然ラジウムというのは、温泉地に行くと
見たり、聞いたりしますよね、その天然ラジウムのことだそうです。

どうしてできるのか、私にはわかりませんが、原石なのにとても美しく、形も綺麗です。
手のひらに乗せていただいた時、何か力をあたえてくれるように感じます。

黒水晶2

これが、本物の魅力、本物の力なんだと思います。

私たちハウスクリエイトも【本物の自然素材、本物の無垢の木の家】にこだわりをもった家づくりをしております。
【本物】は違うと考えております。このこだわりを貫いていきます。

森林浴するなら針葉樹林、広葉樹林のどっち?


森林浴にはなぜ針葉樹林だけがいいのか

今年も春の新緑の頃をむかえますが、ハウスクリエイトでは、春の新緑の頃や秋口に、不定期でをテーマに、お客様と一緒に近隣の木材の産地の山と森林組合さんへ見学会に出かけます。木に携わる方々の家づくりへの思いや、木にまつわる貴重な話も聞けるいいチャンスになります。本物の木を体感し、木のことを知ると、家づくりはもっと楽しくなります。そして、たっぷりと森林浴を味わっていただきます。
今日は森林浴のお話しをします。

イベント情報1

森林浴とは、針葉樹の森林に入ってその空気を吸い、 また全身に浴びることをいいますが、それが単にさわやかな気分 というだけだなく、人間の身体に大変良いというのです。
森の中いると、実にすがすがしい気分になり、空気もなぜかおいしく 感じたりします。木の光合成によって出される新鮮な酸素がいっぱい あるとか、大気中の汚染物質を樹木がエア・フィルターのように吸着 してくれるからでしょうか。
森の外気温に比べて最高気温は低く、最低気温は高いことで夏涼しく、 冬暖かいということもあります。
あと湿度も少し高く、しっとりとした感じがします。
快適で心身ともにさわやかな気持ちになるのでしょう。

樹木から出る香りの中に、ある種の殺菌作用のあることが、 近年明らかになってきており、これらが森林浴ブームの 大きな一要因になっていることは言うまでもありません。
トーキンという学者は早くからこのことに注目をして、 「フィトンチッド効果」を提唱しました。
樹木から発散される物質(樹木特有の匂いのもと)には殺菌作用があり、 たとえばマツやスギはジフテリア菌を、モミは、百日咳ビールスなどを、 カシはコレラ菌などを、ユーカリは流感ビールスを退治するという 効果があります。この殺菌効果のある微生物質をフィトンチッドと 呼ぶのですが、フィット(phyto)は植物、チッド(cide)は 殺すという意味をもっています。
現在、世界各国で、循環器系の病気療養に森林を利用しようとしたり、 森林療養地などが考えられています。
日本でも、昔から転地療養ということが行われていて、高山地の気候は 貧血や結核回復者などに、低山地の気候は、バセドウ氏病や気管支病の 患者によいとされています。これも、きれいな空気と林間での療養が、 偶然にも長期の森林浴になっていたのでしょう。

ところで、どの程度の森林にどれくらいのフィトンチッド効果があるのか についてはまだあまり詳しいことはわかっていません。
世界最大の針葉樹の森にはいると、時として嫌悪感を催すことがあるそうで、 これはフィトンチッド効果が過剰なためだろうと考えられています。

最後になりますが、森林浴にはなぜ針葉樹林だけがいいのかというと、 答えはいたって簡単で調査が行われたのは針葉樹林についてのみで、 広葉樹林の方はまだ調べていないから何とも言えないのです。つまり、森林浴は針葉樹林も広葉樹林もどちらも人に優しいとなります。

皮むき

水圧で木の皮を剥く機械の見学。森林組合の製材工場です。
皮がむけて、すべすべになります。
私たちの住むこの地域には、近隣に良材の産地の山がたくさんあります。ぜひ、また近いうちにみなさまと一緒に「近くの山の木で家をつくろう」のテーマで、産地の山への見学会を計画いたします。ご期待ください。

こだわりのある家づくり!


青森ヒバにこだわる

こだわりをもって、家づくりをしていただくお客様から、「青森ヒバ」にこだわりを持っていただきました。

青森ヒバ1-2

秋田スギや木曽ヒノキと並んで日本三大美林に数えられるのが青森ヒバ。住宅などの建築物には非常に向いていると言われる青森ヒバにはどのような特徴があり、どのような用途で使うことができるのか、ということをお話ししていきます。

日本三大美林の一つ、青森ヒバ!

理想の家を建てるとなった時に、無垢の木、木の家に住みたいなど、木にこだわるという方は多くいらっしゃいます。しかし、木と一口に言っても、松やヒノキ、杉、樫(かし)など、木には色々な種類があります。

当然木の種類によって特徴も異なりますし、価格も大きく異なってきます。では、理想の家にはどのような木を使えばいいのでしょうか?

もちろんどれが一番いいと一概に言えるものではないのですが、木にこだわるのでしたら、日本三大美林の一つに数えられる「青森ヒバ」にこだわりたいというお客様からのお話しでした。(ちなみに、天然の日本三大美林には今回お話ししている青森ヒバの他に秋田スギと木曽ヒノキがあり、人工の日本三大美林としては尾鷲(おわせ)ヒノキ、吉野スギ、天竜スギがあります。)

今回の青森ヒバにこだわられた理由としては、日本三大美林に数えられるぐらいですから当然木自体が美しいということもあるのですが、何よりも青森ヒバは建築物に向いている特徴を持っているという点が挙げられます。

青森ヒバはお風呂やテーブルにも活用できる!

青森ヒバの特徴としては、何よりも耐久性、特に虫害(シロアリなど)や湿気からくる腐食に対しては非常に強い木材になっています。

そのため、一般住宅だけではなく、神社や寺などの歴史建造物にも青森ヒバが多く使われています。有名なところですと、岩手県にある中尊寺金色堂でもふんだんに青森ヒバが使われています。

とはいえ、青森ヒバも伐採量が限られていますので、なかなか市場に出回りにくく価格も高価格帯になりやすい、という特徴もありますので、本物の青森ヒバが入手できる時期かを確認いただくことになります。

青森ヒバは湿気に強く腐りにくいという特徴を持っていますので、青森ヒバで家全体を建てるというだけではなく、肝心な建物の土台の造りに青森ヒバを使っていただくことが多いです。

青森ヒバ土台2

また、オーダーメイドテーブルとして青森ヒバを使ってみたり、お風呂場などの水回りだけ青森ヒバを使ってみたりといったこともできます。

壁や天井だけではなく、浴槽や床にも青森ヒバを使ったお風呂は入るのも楽しくなりますし、普通のお風呂に比べてリラックス効果は倍増しますよ。

青森ヒバにこだわる!まとめてみると、
●天然の日本三大美林のうちの一つ
●虫害(シロアリなど)や湿気からくる腐食に対しては非常に強い木材
●伐採量が限られているため、なかなか市場に出回りにくく価格も高価格帯になりやすい
●家全体に使用するだけではなく、テーブルやお風呂などピンポイントでも活用可能

こだわりのある家づくりで、理想の家を建てる。」
ぜひ、理想の家づくりを楽しんでいただきたいです。

 

 

木について 年輪


年輪のお話し

お客様との打ち合わせの中で、木工教室の話題が出ました。そこで、前回開催した時のお話しを
少し、ご紹介しました。
木工教室で、小・中学生のお客様に木材と木工について、お話しすることがあります。前回は、
丸太のお話しをいたしました。年輪

大人も含めて、ほとんどの方が木材に対する誤解の第一歩は、この丸太の断面からです。
私が小学生の頃は、校長先生から「木は年輪がある。暑い夏は大きく成長するが、冬は
硬い年輪となる。君達も、冬の寒さにめげず、しっかり頑張って硬い年輪を作りなさい。」
と言われました。又理科の時間でも同様に習いました。が、実態は少し違います。

■年輪の大きいところは春に成長します。年輪の小さく硬いところは夏に成長します。秋と冬は成長しませんので年輪はできません。

■年輪の外側の白い部分(辺材)は樹木で生きているところです。この部分で水を吸い上げたり、養分を運んだりします。
しかし中の色のついているところ(芯材)は、腐朽菌から身を守るために木材が「毒」をため込んだところです。
そしてこの部分は細胞としては死んで、単に樹木をささえるだけの役割となります。
木によって毒の色は異なります。桧であればピンク色ですし、熱帯雨林の木材になると、腐朽菌の繁殖も激しいので、それに対抗して、黒檀の真っ黒けであったり、ローズウッドの赤や紫のような鮮やかな色になります。
そしてこの毒が木材の趣きのある色となります。(腐朽菌には毒かもしれませんが、人間にとっては、たいていの場合、良い香りですし、綺麗な色ではあります)

年輪と心材、辺材、心材は細胞としては死んでいるですよ、とお話しすると、みなさん驚かれます。
木は、神秘的ですばらしいものです。

これからも、いろいろな木のお話しをご紹介してまいります。

いちょう(銀杏)のまな板


料理人が使うまな板

昨日、お打ち合わせをしていただいたお客様は、日本料理店のオーナーシェフ
の方でプロの料理人でいらっしゃいます。
そのお打ち合わせの時、まな板のお話しになり、おもしろいお話しを
していただいたので、お伝えしようと思います。

この地方は、桧の産地が近いこともあって、市販のまな板は、
ヒノキ(桧)の板をはぎ合わせたものが多いです。

桧まな板2.jpg
ヒノキ(桧)の板をはぎ合わせたまな板

ハウスクリエイトの打合せショールームにも、ヒノキ(桧)のまな板が
あります。

桧まな板3.jpg
ハウスクリエイト打合せショールームにあるヒノキ(桧)一枚板のまな板

樹脂製のまな板も見かけますが、やはり無垢の木のまな板がよいようです。

そんな無垢の木のなかで、高級料理店の料理人、プロの料理人が愛用
するまな板は、ヒノキ(桧)ではないそうです。
プロの料理人が愛用するまな板は、イチョウかヤナギの木が愛用する
まな板として、使われるそうです。
ただ、近年は国産のヤナギの木のまな板は、手に入らないと言っておられます。
確かに、私たちも国産のヤナギの板は、お目にかかったことがありません。
そこで、プロの料理人は国産のイチョウ(銀杏)のまな板を愛用されるそうです。

イチョウまな板2.jpg
イチョウ(銀杏)一枚板のまな板

イチョウ(銀杏)の木は、油分を含み水はけが良く、火に強い木材
として広く知られ、木に癖がなく加工しやすい木で、家具や建具など
の建築木材として、生活の様々な場面で利用されています。
この他にも、碁や将棋などの盤にもつかわれます。
プロのトーナメントにも、使用されます。

イチョウ(銀杏)のまな板としての特徴として、殺菌効果が高く
フラボノイドを含んでいるため食材の臭いが付きにくい乾きが
早く
、材質が柔らかいため弾力があり腕に負担をかけず、包丁を
傷めない、熱などの温度変化に強く割れやひびを起こしにくい、
表面が滑らかで反りや歪みが少ない、軽くて扱いがしやすいなど、
たくさんの特質を備えており、まな板の中では、最高級の材木と
言われているということです。
なるほど、なるほど。

そんな最高級まな板には、やはり最初に手をかけてやることが大事だそうです。
それは、イチョウ(銀杏)の臭いです。
イチョウ(銀杏)は、樹木を虫に食われないように、種子をネズミ
などの小動物に食べられないようにするために、あの強烈な臭いを
発するようになったと言われています。
イチョウ(銀杏)の臭いの元は、酪酸(らくさん)とヘプタン酸によるものです。
樹木全体に酪酸とヘプタン酸を保有しているため、特に木の中心部を
使用したまな板の場合、臭いも強くなるそうです。

イチョウ(銀杏)の実がなる雌株に臭いが出やすいため、まな板に
加工する木は、臭いが少ない雄株が選ばれているそうです。
イチョウは、臭いを薄めるためにも、自然乾燥を5~6年と
させてから、まな板として加工されます。
それでも最初はあの独特の臭いが気になるようです。そこで、
最初に手をかけてやることが大事になるということです。
それは、2~3日、日陰干しにするそうです。
また、使用しているうちに臭いが薄まりますから、水をかけて
拭いて乾燥させる作業を5~6回繰り返していき、
段々と臭いが
薄まって、しばらくすると臭いは消えていくそうです。
そうして、最高級の材木とされるイチョウ(銀杏)のまな板が
お店に登場して、みなさまに、よろこんでいただけるように
なるそうです。

ここでも、日本にはすばらしい木の文化があることを、教えていただけました。

これからも、無垢の木、本物の自然素材について、
そして無垢の木と本物の自然素材でつくる高断熱と高気密な健康住宅
について、どんどんいろいろなことを、お伝えしていきたいと思います。

 

 

 

 

「やわらかい木、かたい木」


素足の文化

建て主様との打ち合わせで、よく無垢の木のお話しになります。
先日の無垢の木のお話しを少し、してみます。

「木」と、ひとくくりに言っても、実に様々な種類の木材があります。
適材適所という言葉がありますが、元々は、用途に適した木材を用いることからきています。
住まいで使われる木材を用途別に分類すると、主に構造材と造作材に分かれます。
構造材とは、建物の骨組みに使われる木材のことで、土台や柱、梁、筋交いなどがそうです。家の力を受け持つので、丈夫な木材でないと務まりません。
一方、造作材は化粧材となって、目にふれるところの木材を言います。木目の美しさや、手触りの良さが求められます。床材は造作材の中でも直接肌に触れる機会が多い木材です。

住まいに使われる無垢の床材には、杉や桧に代表される針葉樹と、楢や栗やケヤキなどの広葉樹に分けられます。

針葉樹は「軟木」(なんぎ)と言われ、軟らかくて加工しやすい反面、傷が付きやすいという特徴があります。

杉浮造りフローリング2.jpg
杉の浮造りの無垢の床

 

桧フローリング2.jpg
桧の無垢の床

一方、広葉樹は「堅木」(かたぎ)と言われ、針葉樹に比べ硬く、加工しにくい面がありますが、傷が付きにくく、傷がついても目立ちにくいのが特徴です。

楢フローリング2.jpg
楢材の無垢の床

 

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栗材の無垢の床

以前、 足が感じる堅さ軟らかさの感覚は、手のひらに比べあまり感じないと聞いたことがありますが、どうやら誤りのようです。
見学会に参加された方の感想ですが、軟らかい杉材の床板と堅いチークの床材とでは明らかに杉材の床板の方が軟らかいと感じていただいています。

チークフローリング2.jpg
チーク材の無垢の床

堅さ軟らかさの違いは触れた時の体温の伝わり方も原因のひとつです。木はその構造から内部に無数の細胞壁を持っています。木が温かいと感じるのは発熱している訳でもなく、ふれたときの自分のぬくもりが奪われないからなのです。軽い針葉樹は広葉樹に比べ、気泡の数も多く、より温かく感じます。

日本には素足の文化があります。

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靴を履いたままの欧米と違い、日本では素足なので、杉などの軟らかい木でも床材に利用できるのかもしれませんね。

近頃一般的な、いわゆるフローリングは合板に接着剤を使ったものです。表面は呼吸できない塗膜でコーティングしてしまっていて、夏のじめじめした時など、足汗や湿気を吸ってくれることはありません。

無垢の床は製材された後でも呼吸して、余分な湿気を吐いたり吸ったりしてくれます。さわったり、寝転んだりすれば、さらにその良さが感じられと思います。

次の機会に無垢の木のテーブルや、無垢の木の家具のお話しを、お伝えしたいと思います。

家族が健康で暮らせる家とは!!どうすると、「本当に良い家づくり」ができるのか!   ヒートショックをおこさない家


ヒートショックをおこさない家


|冬に気をつけたいヒートショック

2月18日は二十四節気の雨水でした。空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味。草木が芽生える頃で、春一番が吹くのもこの頃です。
ですが、まだまだ寒い日が続きます。
寒い冬期に心疾患や脳血管疾患など循環器疾患で亡くなる方が多くなります。
特に冬場、暖房をしているリビングやダイニングなどの温かい空間と廊下やトイレ、洗面脱衣所、浴室などの寒い空間と10℃以上の温度差のある家です。

特に入浴時には服を脱ぐことで、体内では熱が逃げないように皮膚表面の血管を縮めるため、血圧が上昇します。お湯に入り温まると、皮膚の血管が広がり血圧が急激に低下します。最後に温まった体で寒い脱衣所へ出ることで、再び急激に血圧が上昇します。

この急激な血圧変化が、ヒートショックです。血圧の上昇で心筋梗塞、脳梗塞や脳出血などを引き起こしたり、血圧の低下により意識を失うことで溺死につながることも多いです。ヒートショックによる事故死は年間1万人以上の死亡数で、少なくとも交通事故の2倍以上の死亡数といわれています。

|まさか私は・・・

このヒートショックの危険にさらされているのが、1980(昭和55)年以前に建てられた無断熱の住宅です。断熱されていないことにより、暖房の効いた部屋との温度差が10℃を超えます。
健康のためにも断熱リフォームを検討された方がいいと思います。

ヒートショックは、高齢者のことで、自分は無関係と思っている方が多いと思います。
しかし、長年、住み続ける家を考えるにあたり、きちんと考えておく必要があると思います。
30代から40代までの方が住宅の第一次取得者といわれていますが、住まいを建ててから
30年経てば、多くの方が高齢者となっています。日本の住宅の平均寿命が築27年と言われる中で、築35年を超える住まいの方は、今更この家にお金をかけるのも・・、や、これから新築するのも・・とためらう方が多くおられます。今だけを考え、断熱を軽視することはあまりお薦めできません。

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統計や研究結果から心疾患や脳血管疾患など循環器疾患で亡くなる死亡率は、北海道、
青森県や富山県などの冬の寒さが厳しい地域は低いのです。逆に比較的温暖な地域である
静岡県、和歌山県や鹿児島県では高い傾向が見られるのです。

それはなぜでしょうか?

鹿児島県の1月の平均気温は8.5度、最低気温は4.6度しかありません。冬の室内推奨温度は20℃。無暖房で断熱されてない室内はほぼ外気温と同じです。その差は10℃を超えるのです。
温暖な地域ほど、断熱に対する意識が低く、ヒートショックのリスクが高く、逆に北海道などは住宅の断熱性が高いので、リスクが低くなっているのだと思います。

|ヒートショックをおこさない家

ヒートショックをおこさない家にするためには、家の断熱性能を上げることです。
断熱性能を示す一つの指標が外皮平均熱貫流率(UA値)です。
少し難しい言葉ですが、外皮とは、熱的境界となる屋根又は天井・外壁・床・開口などのことで、
建物内外の温度差が1℃の場合の部位ごとの熱損失量の合計を、外皮等の面積の合計で除した値をいいます。UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高くなります。

しかし、気をつけたいのは、テレビなどのコマーシャルが盛んな建築会社などから公表される数値や、モデルハウスの数値はあなたが建てる住宅と同じではないこと。数値は1邸一邸異なります。また、数値にこだわりすぎることにも気をつけたいです。数値は机上の計算で出るものです。やみくもに数値だけを追い求めても快適な家とはなりません。住宅の断熱性能をよくするためには、断熱方法や断熱材とその組み合わせ、窓の大きさやサッシやガラスの種類などの性能だけでなく、計算されない遮熱性能や調湿性能、地域の気候、温度、湿度、風向き、風速、日射、方角、日照時間、標高や地形や隣地環境、庇や軒の出、吹抜けなどの有無や各部屋の配置、間取り、内装の仕上げ材、そして施工品質など様々な要素のバランスが大切です。

さらに、住まいは平時だけでなく、もしもの時も、しっかりと家族の命を守ることが求められています。想定外、では済まされない耐震・耐火性能についてもきちんと押さえておきましょう。